血圧 正常値・適正値

血圧 正常値・適正値

血圧 正常値・適正値を知りましょう

血圧 正常値・適正値、成人における血圧値の分類。収縮期血圧、上の血圧。血圧上。拡張期血圧。血圧下。下の血圧。至適正値、正常血圧、正常高値血圧、I度高血圧、軽症、II度高血圧、中等症、III度高血圧、重症、出典:高血圧ガイドライン2009

※ 尚、収縮期血圧と拡張期血圧で、どちらか片方が高い方(より重症)の分類になった場合、高い方(より重症)のクラスに分類されます。

例:収縮期血圧:135 mmHg、拡張期血圧:95 mmHgの場合、I度高血圧(軽症)に分類されます。


血圧測定,看護婦

血圧 正常値・適正値

(成人における血圧値の分類)

「上の血圧(収縮期血圧)と下の血圧(拡張期血圧)が、それぞれどの範囲なら正常(適正、標準)なのか?」を示したのが上記の表です。

見てわかるとおり、「年齢」や「男女別(性別)」によって区分されていません。年齢、男女を問わず、「ここから、ここまでなら正常血圧。さもなくば、高血圧」と断言されています。そして、高血圧の程度が段階的に「正常高値血圧」、「I度高血圧(軽症)」、「II度高血圧(中等症)」、「III度高血圧(重症)」と分類されています。

この表をみると、「血圧 平均」にこだわることにあまり意味がないことがわかりますね。


■ 至適正値 : 収縮期血圧(上の血圧、血圧上)< 120 mmHg、拡張期血圧(下の血圧、血圧下)< 80 mmHg (青い部分)

年齢や性別(男女別)を問わず、この範囲に血圧が収まっていれば適正な血圧値だと言えます。"最も好ましい血圧値です。 ここに収まっている人は、生涯中、高血圧へ移行する確率が低いことが欧米の研究からだけではなく、日本の臨床研究からもわかっています。


■ 正常血圧: 収縮期血圧(上の血圧、血圧上)< 130 mmHg、拡張期血圧(下の血圧、血圧下)< 85 mmHg (緑色部分)

「正常血圧」= (すなわち)「高血圧ではない」と定義されていますが、生涯のうちに高血圧へ移行する確率が一定程度あることが研究の成果から明らかにされています。


散歩

■ 正常高値血圧: 130 < 収縮期血圧(上の血圧、血圧上)<139 mmHg、85 <拡張期血圧(下の血圧、血圧下)< 89 mmHg (黄緑色部分)

「正常高値血圧」と呼ばれ、「高血圧症」とは定義されないものの、その「予備軍」であると認められた分類です。 正常高値血圧に分類された人は、生涯のうちに高血圧へ移行する確率が高いことが研究からわかっています。

また、表 「血圧に基づいた脳心血管リスク」による層別化(「リスク第一層」~「リスク第三層」)においても、「リスク第二層」や「リスク第三層」要因がある場合、中等リスクや高リスクに分類されてしまいます。


■ I度高血圧(軽症): 140 < 収縮期血圧(上の血圧、血圧上)<159 mmHg、90 <拡張期血圧(下の血圧、血圧下)< 99 mmHg (黄色部分)

「高血圧症」と認められる、最初の分類です。もしあなたの血圧が、上(収縮期血圧)でも、下(拡張期血圧)でも、この分類にひっかかっていれば、「あなたは高血圧症です」と診断されます。 また、のちほど詳しく説明する「初診時の血圧管理計画」(ガイドライン)と呼ばれる、医師が最初の診断で立案する「今後、血圧をどのようにして下げていくか?」という治療方針の分かれ目となる分類です。生活習慣の修正指導(食事指導・食事療法、運動療法など)により、この分類よりも下、すなわち、せめて「正常高値血圧」に血圧を下げられない場合には、降圧薬(降圧剤)の使用による治療が勧められています。


■ II度高血圧(中等症): 160 < 収縮期血圧(上の血圧、血圧上)<179 mmHg、100 <拡張期血圧(下の血圧、血圧下)< 109 mmHg (オレンジ色部分)

のちほど詳しく説明する「血圧と死亡率の関係」でも明らかなように、ちなみに、30~64歳の場合、ここに分類された人は至適正値に分類された人の「10倍」も死亡率高いことが明らかになっています。(循環器疾患死亡)


■ III度高血圧(重症): 180 mmHg ≦ 収縮期血圧(上の血圧、血圧上)、110 mmHg ≦ 拡張期血圧(下の血圧、血圧下) (赤色部分)

ここに分類された人はかなり危険です。「血圧と死亡率の関係」でみても、30~64歳の場合、ここに分類された人は至適正値に分類された人の「18倍」も死亡率高いことが明らかになっています。(循環器疾患死亡)

とにかく、なんとかして、血圧を下げる必要があるでしょう。 III度高血圧に分類された人は、「血圧に基づいた脳心血管リスク」からもわかるとおり、危険因子のある・なしを問わず、「一発」で「高リスク分類」ですから、「初診時の血圧管理計画」にあるように、生活習慣の修正指導と並行して、「直ちに」降圧薬治療を開始することになります。